白亜紀(はくあき)
白亜紀(はくあき)とは、地球の地質時代のひとつで、およそ 1億4000万年前から 6500万年前を指す。ジュラ紀に続く時代であり中生代の終わりの時代でもある。次の時代は新生代第三紀の暁新世である。
他の地質時代と同じように白亜紀の開始と終了の地層には際立った特徴があるものの、正確な年代の説には数百万年程度の誤差が見受けられる。
白亜紀の終わりを示すイリジウムが大量に含まれた地層("K-T Boundary" 「K/T境界、白亜紀−第三紀境界層」)が世界中に見つかっている。これは
6430万年前にユカタン半島およびメキシコ湾にある巨大なクレーターを作った隕石の破片が地上に降り積もった物と考えられている。 この隕石の墜落が引き起こした気候変動が、白亜紀最後の恐竜絶滅に関係あるという有力な学説がある。
白亜とは石灰岩のことであり、石灰岩の地層から設定された地質年代のため白亜紀の名がついた。 白亜紀は以下のように11の時代に分けられている。
中生代-白亜紀
- マストリヒシアン7200万年 - 6500万年前
- カンパニアン 8300万年 - 7200万年前
- サントニアン 8700万年 - 8300万年前
- コニアシアン 8800万年 - 8700万年前
- チューロニアン 9200万年 - 8800万年前
- セノマニアン 9600万年 - 9200万年前
- アルビアン 1億800万年 - 9600万年前
- アプチアン 1億1300万年 - 1億800万年前
- バレミアン 1億1700万年 - 1億1300万年前
- オーテリビアン 1億2300万年 - 1億1700万年前
- バランギニアン 1億3100万年 - 1億2300万年前
- ベリアシアン 1億3500万年 - 1億3100万年前
気候と生物
ジュラ紀から白亜紀の境目には大きな絶滅など無く、白亜紀の間温暖で湿度の高い気候が続いた。植物は主流であった裸子植物のシダなどが減少し、被子植物が主流となって進化、繁栄を遂げた。スギなどの針葉樹は現代と同じ形まで進化し、イチジクやスズカケノキ、モクレンなどが現在とほぼ同じ形となった。
地上の動物は恐竜が支配的地位を占め、ジュラ紀に続いて全盛期であった。地上、海洋、空を含め多種多様な進化を遂げている。
代表的な種は、ティラノサウルス、トリケラトプス、プテラノドンなど。しかし後期には恐竜は衰退を始める。(後述) 哺乳類はこの時代に形態を大きく進化し胎生を持つようになり、また有胎類と有胎盤類への分化を遂げた。中には恐竜の幼体を襲っていた種類もある。ただし形態は小さな形の種にとどまっていたものが多い。
前時代に恐竜から分岐した鳥類ではこの時代に真鳥類が出現している。地上性では孔子鳥、海鳥ではヘスペロルニス・イクチオルニスなどが栄えた。しかし白亜紀に全盛を迎えたこれらの鳥類のグループは白亜紀末期にほとんどが絶滅しており、現存鳥類は第三紀以降に分化したものの子孫である。
海洋では魚竜が絶滅し、エイやサメ、魚類が現れ、海洋性の恐竜、アンモナイトなどが進化を遂げた。しかしワニとカメ以外の全てのアンモナイトを含む海洋の爬虫類は、白亜紀末に絶滅してしまった。
地上・空・海で繁栄していた恐竜も、白亜紀の末には減り始め、白亜紀末までに(恐竜の子孫である鳥類を除いて)全てが絶滅した。現在では絶滅の直接の原因は隕石の衝突による物であるという説が主流であるが、それ以外の説もある。実際の原因の解明はこれからの課題である。
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